【8】

タイマイプールにアカウミ(産卵&孵化!) アカウミガメ 2001年7月中〜下旬
 


7月に入ってから、3つ並びのウミガメのプールにちょっとした異変があった。

一番広い
アカウミガメのプールに見慣れぬ固体が泳いでる。
「新入りさんかなぁ? あんなヒョウ柄みたいな模様したアカウミさんもいるの?へぇ〜。」
そんな認識しかなかったが、あのいつもつれない
タイマイのプールに移動して行って、うっそぉー!
「タイマイが〜あのタイマイが〜すんごくデカクなってる。。。。。 んなアホなぁ〜!」
我が目を疑いつつ〜階段を駆け下り〜ガラス越しにタイマイを確かめようとすると〜
タイマイはアカウミガメのプールにいます】の張り紙があった。   @@
とゆぅことは〜ヒョウ柄アカウミと感心したのは(普通は感心などしない、、、)実はタイマイだった!とゆぅことか。
ほんじゃぁ、
あなたはだあれ〜?

「おいら、タイマイ〜in アカウミプール」 「私、アカウミ〜in タイマイプール」 「只今〜単独別居生活中なのよ〜。」


タイマイでなければ、、、、、
首の後の噛み傷と〜この顔付きと〜甲羅からして〜アカウミさん、、、、、なのね〜!

なんでも産卵期に入ったアカウミガメなので、
飼育水槽不足の折から、プールのやりくり(?)で住処をトレードした模様。
首の後の噛み傷の治りもよくないので、隔離して養生させる意図もあるそうだ。
姫路市立水族館のカメさんの住宅事情も厳しいらしく、
バックヤードの浅い水槽ではアルビノのゴンゾー姫が皮膚病療養中だとか。

そこへ保育園のおこちゃま御一行が 「わぁ〜〜〜〜〜、おっきぃカメェ〜〜〜〜〜!」 とやって来た。

「おこしやすぅ〜、
会いに来てくれたのね〜」
「さあさ〜私のお顔をよく見てね〜♪」 「この泳ぎもステキでしょ〜〜!」


園児は何の屈託もなくアカウミさんと会話している。
「へぇ〜!@@@なんやね〜!」 「なんで○△□なの〜?」 「これ〜&&&なんかなぁ〜?」
そんな素朴な不思議をストレートに言葉にして呟いても〜とがめられない園児が羨ましぃ。 
(オバンが呟けば問題視される)

 

そして何故か1個だけ産み落とされたまんまの卵。
遠巻きにしていた同居の
ニセカンランハギ(ニザダイ科)たちが寄って来て、
突っつき始めた!  食べてるぅ〜!
中味の黄身らしきものが水中に漂い出てきた。

プールの底に沈んでるアカウミガメの卵 !!!  「こりゃ〜うまいぜ〜」 カラッポ。。。
 

プールの底に沈んでしまった卵は、水圧でペコンと窪んでしまうか、ひび割れが入るかで
 孵化するまでに持っていけませんから、引き上げずにそのままです。

アカウミガメのプール脇には、一応、砂の産卵場があるけれど、
実際にそこで産卵するカメはほとんどいない。
上陸したそうに這い上がろうとするアカウミさんを、
飼育係さんが「
よいしょ!」と引き上げてやってる姿を、以前、見かけたことがあるが、
しばらく砂場を這いずり回ってから、また飼育係さんの「
どっこいしょ!」でプールに戻されてしまった。
産みたそうにはするけど、実際にはなかなか産みませんねぇ。残念ですがぁ〜。

産卵期に入ったこのアカウミさんを、バックヤードの浅い水槽に移して管理していたところ、
89個産んだ。
その卵は、直ぐ取り出されて、管理温度28〜30℃孵化器の中に移された。
でも孵化する可能性は、限りなく零に近い。
水中産卵だったからとゆぅのではなく、卵質自体の問題なんだそうな。
天然のウミガメと違って、人工飼育のウミガメの場合、
どうしても栄養的に片寄りがあって、卵質が良くないという。
卵が正常に育たず、孵化の途中で、死んでしまうことが、ままある。
卵が孵るのには、単純ではない、いろいろな条件が関係してくるので、
卵 ⇒ 赤ちゃん の構図は、奇跡の積み重ねの賜物なのかもしれない。
なんか〜1個でもいいから〜孵って欲しいんですけどねぇ。
 そしたら〜すごいんですけどねぇ。

孵化器の卵の運命やいかに・・・・・?
分かった時点でこの続きに報告しますね。


 

なんか〜1個でもいいから〜孵って欲しいんですけどねぇ。
 そしたら〜
すごいんですけどねぇ。
そのすごいが実現した。  
「どこらへんが
すごいんですか?」

アカウミガメの繁殖に成功している水族館はいくつかありますが、(ex. 名古屋市港水族館など)
 その親固体は、ある程度育った天然物を捕獲してきて、飼育したカメなんです。
 うちのこの母ガメは、卵を貰い受けて来て、水族館で孵化させて飼育してきたカメ。
 いわゆる世間知らずの箱入り娘です。
 人口飼育ガメが、産卵孵化まで漕ぎ付けたのは、例がない。
 国内では初快挙でしょうなぁ。 
 世界的にはどうだか分かりませんが。

 

はじめまして〜こんにちは〜!

強運の持ち主だった卵から、
7月19日〜21日
続々と5個体が孵化した。 
産卵日の5月19日から数えて
ちょうど2ヶ月目。

甲長4.2cm
体重15.4g  (平均)

みんな元気そう!
おめでとう!

泳ぐのだって、こんなにアカウミ的なのよ〜


実は、7月15日での時点の残卵数は13個。  
孵化に漕ぎ付けられたのは5個。
最初から、そのようにプログラムされていた運命の卵たちだったのだろうか?
あと三日、・・・三日だけ持ち堪えれば、この世に生を受けていられたかもしれないのに・・・。

 

赤ちゃんガメたちのお食事タイム。
画像をクリックすると食べてる様子が大きく見られます。

エサはエビと牛レバーのミンチ。
 レバーは、高カロリー・高栄養なので、今のこの時期に限っての特別メニュー。
 とは言え、少しでも余分な油分を落とすために、 しっかり水洗いしたものを与えている。 
 カメには、余分な油分が健康障害の元になったり、皮膚病の原因にもなるから、
幼いうちから、食事には配慮がされている。
 

 

オイラがbabysの父親なのさ〜

 大プールの、精力絶倫ゴルビー私が勝手にネーミング
 1992年8月、
 姫路の沖の瀬戸内海に浮かぶ家島の漁師に捕獲されて、
 姫路市立水族館に入館。 
 
 甲長97.8cm  甲幅74.7cm 体重125.5kg  
 (2001年7月28日 測定)
 
 
締まりのないカメはいかんですよ〜。
 カメを真上から見て、頭〜首筋のたるみ加減で判断するらしい。
 で、2年前よりも、12kgの減量に成功。
 

 1992年8月26日、
 家島漁協の岩本記明さんが家島諸島の上島に設置された定置網を上げに行ったところ
 今まで見たこともないほどの大きなアカウミガメが入っていた。
 網の中で溺れたらしく、甲板に引き上げられたときには、ぐったりとして全く動かなかったそうだ。
 死んでいるのなら陸に埋めて供養してやろうと船で運んでいたところ、
 息を吹き返して動き出したので姫路市立水族館に連絡をとった。
        
                『かめっこ』No.4 平成5年3月 姫路市立水族館友の会発行 より
 

入館当時は、水をしこたま飲み込んで いて 、生死の境を彷徨っていたが、
その生命力の強さから復活!
なんせ天然物ゆえ、その精子の勢いが、姫路市立水族館育ちの他の
とは、全然違うんだそうだ。
ゴルビーの登場によって、繁殖への希望が湧いて来たのだとゆぅ。

奇しくも〜
☆〜アカウミガメプール〜☆《4》 これが、マウンティング! でレポートしたのは、
このゴルビーのドメスティックバイオレンス的マウ☆マウでした。

元の同居生活に戻れるのは〜いつの日でしょ〜?
 

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