【4】

これが、マウンティング! アカウミガメ 2001年4月上旬
       
 手柄山山上公園駐車場から〜東を臨む。
 
 姫路市立水族館への入り口の標識のある辺り〜
 七〜八分咲きのさくらの樹の下で、
 シートを広げてお花見の宴を楽しむ人々〜
 春爛漫〜
 
 それを尻目に、大急ぎで水族館へ駆け下る。
 今日は金曜日、恒例のプール掃除の日。
 何が気になるって、ゴンゾー姫のことよ!
 先日「姫路市立動物園の獣医さんが来てたよ。」
 との情報があって、何でも、ゴンゾー姫の皮膚病の
 診察治療の相談をしていたとか。
 あぁ、ゴンゾー姫、いかにおわしますやら〜。。。。

 ひょっとして〜またプールサイドに引き上げられて
 薬ぬりぬりしてもらうのかなぁ?と思って来たけど
 作業するのは、飼育係+コケ人+防人の3人だけ。
 今日は治療はしないみたいだなぁ〜。

   
 そのゴンゾー姫、
 プールサイドにあごをこすり付けるようにして、
 波間に漂う風情〜。
 日頃、美しい白い肌をしているのに、
 首の付け根と前脚の皮膚が、赤くにじんで見える。
 この前より、炎症がすすんでるのかな?
 付けた薬のせいかな?
 「かゆいの? 痛いの? だいじょうぶ?」
 なんか見ていて痛々しい。
 心が悲しくなる。
 ただじっと見てるだけで、何にもしてやれない。
 お見舞いって・・・・・辛いもんだね。 
   
 その時、プールの中程で、激しい水音がした。
 
 バッシャーッ! ドッシャーッ! ザッパァーン!

 「アカウミさんが暴れだした! なんでぇ?」
 何事が起きたのか皆目分からない。
 でも、ただならぬ気配だとは分かる。
 気配はチャンス!
 状況判断がつかない時には、とにかく写す。
 後でそれがシャッターチャンスだったのにぃ〜!
 と気付いてからでは遅い。 
 過去は写せない。
 
カメカメ人もちょっぴり進歩しました。   
 アカウミ2匹が、取っ組み合いのケンカしてる!
 すんごぉーい! 
 イルカのジャンプショーみたい!
 プロレス並みだぁー!

 と思ったが、どうも違う。 
 なんか違う。 
 何なんだ?

 ややっ! 
 デカガメが、背後から首根っこに喰らいついて放さない。
 形勢不利と見える中型ガメは、白目をひん剥いて、
 一生懸命逃れようとしている、・・・ように見える。
 ・・・・・???・・・・・!!!
 これって、、、ひょっとして、、、マウンティング?
 

 カメカメ人が、唖然としている間にも、
 バッシャーッ! ドッシャーッ! ザッパァーン!
 合体した2匹が、上半身を水面上に乗り出したかと思うと、
 今度は反転して、水中に沈み込み、・・・ややあって
 また、すごい波しぶきとともに、水面から飛び出してくる。
 それを、プールで所狭しとくり返してやらかすものだから
 なにやら殺気すら感じられる。
 あぁ、♀が可哀想〜。 
 あんなの可哀想〜。。。。。
 
 水音に気付いたのが〜13:30:56
 ♂が喰らい付くのを止めたのが〜13:32:14
 わずか1分18秒。
 水音が激しくて、♂&♀の声など、わからなかった。
 ♂が、底に泳ぎ去ってしまうと、
 プールは、何事もなかったように静まりかえり、
 注水口から流れ出す海水の音だけが、やけに大きく響いた。
 
 「プールが狭いんで、♀は逃げ切ることができなくて、
  かわいそうなくらいですよ〜.。
  みんな首のところが傷だらけにされちゃって〜」
 
   《3》ゴンゾー姫、拉致事件?で紹介した飼育係さんのコメント
 ほんとにそうだね。 
 あれはないよぉ〜。
 カメ界のドメスティックヴァイオレンスのように思われた。
 
 
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