【3】 ゴンゾー姫、拉致事件?  アカウミガメ   2001年3月中旬


それは、ポカポカ陽気の春の日、ガラス掃除開始直後の出来事だった。
たまには、『アカウミガメ VS. オッチャン』の格闘技を、じっくり観戦しようと、
デジカメ構えずに、ガラスの前に陣取って、今か今かとファイターの登場を待ち侘びていた。
おぉー! 飛びこんで来たぁー!!  待ってましたぁー!!!
がぁー、期待のファイター二人組みは、掃除にかかるでもなく、
ゴンゾー姫をターッゲットに、何やら捕獲作戦に取りかかったのだった!
一体どうしたのだ?
こりゃ〜何か訳わからんけど〜シャッターチャンスかも! 
デジカメ、デジカメ、デジカメはどこ?
 

 「オッチャ〜ン、今日も遊んでくれるんやね〜♪
  待ってたで〜
  また〜アッチャ行けホイ!〜しよっかぁ〜」


 
「今日は別用があるねん。
  ちょっと、あっち、連れてったるわな〜。」

 「どこ行くのん?」

 「Up!Up and away〜!やでぇ〜〜〜」

 「どっ、どっ、どこ行くのん?」

 「えっ、えっ、えぇところや〜〜〜
  けど、重いぃぃぃぃぃ〜〜〜」

 水中なら、浮力が働いているからさほどではないが、
 水面上に持ち上げようとすると、もろに重力がかかって
 姫は、ずっしりどっしりの重さになる。
 オッチャン二人掛りで、
 
せぇーのぉーでぇー、よっこらしょー!
 水上では、飼育係二人が待ち構えていて
 これまた、
せぇーのぉーでぇー、よっこらしょー!

 ←アルビノ姉妹のタゴサク姫はその騒ぎを尻目に
 
「なんか〜今日は〜騒がしいわね〜」と優雅 〜★

 
 プールサイドに引き上げられたゴンゾー姫。  
 何されてまんねん? わっからへ〜ん???

 「アッガァ〜、アガァアガァ、アガアガガァ〜!」
 (オッチャ〜ン、あんたらぁ、なにすんね〜ん!)

 飼育係の懸命なようすから、
 伊達や酔狂で、こんなことやってんじゃないのは、
 わかるけど〜?

 カメカメ人の両脇にひしめく中学生ご一行様も
 「なんや!なんや!なんしとんのやぁー!」
 「写せ!写せ!レポートに書けるがなー!」
 「カメもこっち向いてぇ〜!」
 

 ひとしきり、カメラ激写が終わったら、
 体をなでてもらっている・・・・・のかなぁ?
 特に、首筋から右前足の付け根あたりを。  
 ん?
 なにやら、薬みたいなものを塗られているようだ。
 
 その間にも、ゴンゾー姫は何度となく
 
「みんなのいるお家に帰りたいよ〜」
 と体をプール側に向けて、脱出を試みる。
 おぉ、そうか、そうか、切ないのぉ〜

 後で聞けば〜
 カビが生える
皮膚病にかかっていたので
 油性の抗菌剤を塗って、治療していたとか。
 カメの体を常に観察して、
 大きな病気になる前にチェックするのも、
 飼育係さんの仕事なんだね。
 カメも辛いが、放っておくと、飼育係にも移るんだって。
 
 やっと解放されて、プールに戻された姫。

 「ゴンゾーちゃ〜ん、どぉやったぁ〜?
  プールサイドで〜オッチャンに〜なんか〜
  うまいもんでも〜食わして〜もろたかぁ〜?」

 「なにゆぅ〜とんの〜ゴルビー兄ちゃ〜ん。
  えらい目ぇに〜おぉてきたわ〜。」

 
「なになに、フムフム、そっかそっか〜、
  そりゃあ〜エライ目ぇやったなぁ〜。
  まぁ、ゆっくり休みや〜〜〜」

 


おまけ

首が傷ついたのアカウミガメ(3.16)  
 この時期、プールの中は、恋の季節〜
 
 恋〜
と浮かれるのは、元気溌剌・精力絶倫の。 
 ストーカー行為を繰り返し、
 その気になると、見境なく
の首筋に喰らいつき、
 マウンティングしようと、そればっかり!
 でも、その気のない
にとっては 、迷惑至極なことらしい。
 
 「プールが狭いんで
は逃げ切ることができなくて
  かわいそうなくらいですよ〜.。
  みんな首のところが傷だらけにされちゃって・・・。」

 よくよく見れば〜かわいそぉ〜
 惚れられるのも楽じゃない〜

 

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