【19】 甲羅みがき 、ゴッシ!ゴッシ!  アカウミガメ   2003年11月4日


連休明けの水族館は、入館者の姿がまばらで、展示動物ものんびりと暇そう。
裏方のメンテナンス作業する人の姿も、ちらほら見かける。
そんなポカポカ陽気の午後、
エサやりタイムでもないのに、ウミガメのプールサイドに、人影を発見〜(¬o¬)----☆
 

13:47 アカウミガメの隔離小プール

「せぇーのぉーでぇー、よっこらしょぉー!」

飼育係さん2人で、
でっかいアカウミガメ♂を引き上げる。
抗う(あらがう)力もすごいから、ほんとに、重そう。
90kg前後ぐらいかな?

コケで緑ガメになったアカウミガメ君、
プールサイドに上げられたら、観念したのか大人しい。

甲羅に、プールの消毒に使う薬品を塗り付けて、
ナイロンタワシで、ゴッシ!ゴッシ!と磨きたてる。
辺り一面、プールのきつい臭いが立ち込める。
これで、甲羅の表面の凹に入り込んだコケの根も
ある程度は、溶かして取り除けるそうだ。
お風呂場のタイルの目地洗いみたい〜(^^ゞ

「ぅうぅ・・・・、○○○○○だなぁ。」>アカウミガメ君
ご自由に、○の中を埋めてくださいませ〜m(_ _)m

「おぉ〜、交尾してるつもりかな?」とは、飼育係さん。
(〇o〇;) エェーー!!
ちょっと丸め込んだ尾っぽを、
後肢で包んで囲むようにしてる様子が、
交尾の時の格好に似てるらしい。
何か〜感じるものが〜あるのかな?(笑)

それにしても、りっぱな後肢の付け根のはみ出し脂肪☆。
ポニョポニョ〜プニョニョ〜ンと触り心地が良さげで、
その気になれば、冬眠も可能かも〜
(゚゚;)ヾ(-д-;)
ならん、ならん

 

13:52

さて、きれいさっぱりと、元の赤茶色の甲羅になって、

「せぇーのぉーでぇー、よっこらしょぉー!」

プールに戻される。

このアカウミガメ君は、まだ、中型だけど、
中腰での作業は、かなり堪えるだろうな。
飼育係さん、ぎっくり腰には気を付けて〜d(@^∇゚)/

 

13:54 同じく、アカウミガメの隔離小プール

「せぇーのぉーでぇー、よっこらしょぉー!」

でっかいアカウミガメ♀を引き上げる。
 

ん?
今度は、甲羅磨きだけじゃないみたい。

左側の飼育係さんは、
抗うアカウミガメ嬢の動きを、長靴の足で止めて、
薬箱から何やら取り出そうとしている。

右側の飼育係さんは、甲羅磨きの準備。

アカウミガメの右肩のあたりを、金属のようなもので
カリッカリッ!かき削っている。

痛い・・・だろなぁ?

交尾しようと♂が食らい付いた首根っこの治療。
狭いプールだから、♀が嫌がっても、逃げ切れない。
くり返し、何度も噛まれた傷が、だんだん深くなって、
化膿したりして、隔離治療が必要になるんだそうな。

「ぅうぅ・・・・、○○○○○だわ〜。」>アカウミガメ嬢
ご自由に、○の中を埋めてくださいませ〜m(_ _)m

その首から剥離した石状のかたまり。

人間に歯石ができるみたいに、
歳を重ねてできたカメの首石〜
宝石にも思われる〜このありがたさ〜O(-人-)O ・・

カリッカリッ!
シュッ!シュッ!(薬液を噴射)
の次は〜
ブスリッ!(患部に注射針がぁー(>_<) )

普通、ウミガメは、首を引っ込めたりしないもんですが、
心なしか、タートルネックになってますねぇ・・・。
目も、・ になってるような・・・?

さぁ〜て、ザバァーッ!と水をかけてもらって、
甲羅みがきは終了。

この時、アカウミガメ嬢は、こちらに背を向けてますが、
向こうのコンクリート壁の上の、薄茶色の敷石を
しっかり噛みしめております。
何が彼女をそうさせた〜(ー_ー;)。o O

「ぅうぅ・・・・、○○○○○だわ〜。」>アカウミガメ嬢
ご自由に、○の中を埋めてくださいませ〜m(_ _)m

そして、抗って、抗って、自分で向きを変えて、この姿。
最後の仕上げに、患部に何やらスプレーを噴射されて、
はい、治療はおしまい!

まだ、何か、言いたげですね・・・。
「ぅうぅ・・・・、○○○○○だわ〜。」>アカウミガメ嬢


この後、また、

「せぇーのぉーでぇー、よっこらしょぉー!」

プールに戻される。

 

大プールのアカウミガメたちは、
すでに磨きたててもらったようで、みんなスッキリ〜♪


ウクレレちゃん♪

相変わらず、お尻がプカプカ浮いてるけど、
泳ぐ姿は元気そう〜p(^-^)q

アルビノのタゴサク姫♪

「どこに、アルビノのカメがいてますのん?」
と尋ねられて、飼育係さんを苦笑させていたそうなが、
緑ガメから、くっきりアカウミガメに戻れて、
白さ加減も、際立って見えてる。
プールの底に張りついてる姿を、プールの上から見ても、
はっきりアルビノだと分かるようになった。

う〜ん、美しい〜

で、手前に黒っぽく写るのが〜

行ったり来たりで、少しもマッタリする様子のない、
元気ムンムンのゴルビー@家島。

ん?
ゴルビー君、磨いてもらってない・・・みたい?

「あの家島はー、重すぎてー、二人じゃー、
 引き上げられません。」

Q:何人がかりなら、引き上げられますか?

「力も物凄いから、4人がかりかなぁ?」

納得〜。

オイラ、精力絶倫の、元野良ガメのゴルビー☆

甲羅にコケ〜頭のてっぺんもコケ〜
四肢のウロコにも、まだらにコケ〜。

「首に噛まれ傷なんかないから〜
 治療の必要もないのさ〜。

 他のカメに、噛み傷つけてまわってる張本人だもんね〜(×_×;)
 プールサイドに引き上げられるのも〜
 あんまし好きじゃないから、構わんのだけど〜
 ちょっぴり、背中の甲羅が泣いてるぜ〜、ヾ(´ε`;)ゝ 」

 

14:15 アカウミガメ3才の隔離小プール

ゴム長合羽に着替えた飼育係さんが、展示プールに入り、
となりのエイなどが泳ぐプールとの仕切りの上に、
アカウミガメ3才ちゃんを引き上げる。

前肢をしっかりホールドして、抗う動きを止める。

アカウミガメちゃん、両方の後肢で仕切りをはさみ込み、
見ようによっては、自分でもバランスをとってるようで、
なにやら、可笑しい。

シャカシャカ、サッサ、シャカサッサ、・・・
薬品を使わず、ナイロンタワシで、お尻の方から、
頭に向かって、磨き上げていく。

アカウミガメは、1才過ぎた頃から、
中央甲板(椎甲板)が少し刺状にとがってきて、
2才では、更に、鋭くとがってくる。
これは、成体(親亀)では、全く見られない特徴で、
3才をピークに、この刺は、次第に鋭さを失い、
甲は丸味を帯びてくる。
(日和佐ウミガメ博物館カレッタの解説展示板より)

自然界に住んでいれば、岩場に刺が磨れたりして、
適度に磨耗するけれど、障害物などないプールでは、
伸び放題になって、何かにぶつかったり引っ掛けた時に
怪我の元になるので、こうやって、ペンチで切り取って、
滑らかにして、お手入れしてやるんだそうな。

 

14:22 アカウミガメ4才の隔離小プール

3才の場合のように、仕切りに乗せようとトライしたが、
大きさも、重さも、抗う勢いも、パワーアップしているので、
断念。

アカウミガメを扱うのは、格闘技と見たり!

観覧フロアーに、一旦持ち上げて、
それから〜

「せぇーのぉーでぇー、よっこらしょぉー!」

奥まった足洗い場のような?場所まで運ぶ。
アカウミガメも面食らうだろうが、
飼育係さんの腰、大丈夫かな?

シャカシャカ、ゴッシ!ゴッシ!(甲羅みがき〜)

バリッ!バリバリッ!ペリッ!・・・ペロ〜ン。(甲羅剥ぎ?)

まるで〜アカミミガメの脱皮? !(@w@)!
甲板の表層の、浮いてすき間ができた甲皮をめくり取る。
そのままにしておくと、引っ掛けて怪我の元になったり、
すき間にコケや雑菌が入り込んで、甲羅の病気の元に
なったりするから、予防措置。

素人は、決して真似をしないでください。
真似するチャンスも滅多にないだろけど〜(^^ゞ

 

4才だと、まだ、首石は付いていない。
甲羅や皮膚につやがあって、スベスベ〜な感じ。

明石の松江海岸から、アルゴス発信機を付けて放流された
アカウミガメのソララ♂と同い年のこのカメちゃん。
少し小柄に見えた。

「うちのカメは、締めて育ててますから。(^-^)v」
うん、そうだろ〜そうだろ〜♪

14:28 台車に乗せて運んで、元のプールへもどす。

これで、健康診断も兼ねていた甲羅みがきは、おしまい!
お疲れ様でした〜m(_ _)m

どのカメも(ゴルビー@家島以外は)、
きれいな甲羅がよみがえって、良かったね〜☆

カメに怪我をさせないように、
カメに怪我をさせられないように、
飼育係さんの緊張が伝わってくる、力仕事の連続だった。
特に、中腰で、抗う巨漢を持ち上げたり、移動させたりは、
ずいぶん堪えるだろうなぁ。

カメ好きだけでは出来ない、
飼育の知識だけでもこなせない、
体力と筋力がなければ務まらない、重労働だと思った。

 

indexへ    WELCAMETOPへ
inserted by FC2 system