【14】

 治療中 (繁殖期につき・・・)

 アカウミガメ

  2002年4月

 

4月11日   大プールで泳ぐタゴサク姫(アルビノのアカウミガメ♀)の様子がおかしい。


このところ、メインエヴェントの『ウミガメのエサやり〜!』でも迫力がない。
いつもなら、プールサイドにせり上がる程に「エサちょーだぁーい!」で大騒ぎするのに、
なぜか、飼育係さんを見ても、つれない素振り。
この春先の時期は、繁殖期で食欲が落ちるものらしいが、それで?
・・・・・いやいや、泳ぎ方が、何か不自然な感じ・・・・・。
よぉーく見ていると、左前肢を全く動かさずに、浮上したり旋回したりしている。
どうしたの?
腕の付け根が腫れ上がって、皮膚の鱗模様が曖昧になっている。
骨折でもしたのかなぁ?

飼育係さんは、「ちょっと調子悪いみたいですね。。。」と曖昧に答えられた。

1週間後の4月18日
タゴサク姫は、一番左端の小プールに移されていた。
首の後側と左前肢の付け根の肉が、削げていた。
エサやりの時も、全く食べようとせず、
その後、プールサイドに引き上げられて、治療がはじまった。
患部に何種類かの薬を塗られ、注射され、
カプセル入りの抗生物質が入ったキャベツの葉っぱを口に押し込まれ、
でも、自分でモグモグしないもんだから、
飼育係さんが、嘴の上下を持って、カポカポと噛み噛みさせていた。
そして、しばらく強制甲羅干しで、患部を乾燥。

噛み傷があるのは、タゴサク姫だけではなかった。
大プールの他の♀もやられていた。 
まぁ、繁殖期だから、マウンティングの時に噛まれたんだろうな・・・・
えぇーーー!♂も、♂2頭も噛まれてるぅ!

そのでっかい♂をプールサイドに引き上げるのに、飼育係さんが3人がかり。 
そして〜タゴサク姫と同じように、治療が始まった。

 

治療を始めた飼育係さんに尋ねてみた。

「そのでっかい♂は、家島(精力絶倫の野生育ちのゴルビーの通称)ですかぁー?」
「いえ、違いますよ〜。」
「ゴ
ルビー、、、いや、家島が、噛んだんですかぁー?」
「噛まれていないのは、
家島だけだから、そうみたいですね〜。」
「なんで、♂が♂に噛み付いたりするんですかぁー?」
「繁殖期に入って、発情して、もぉ野生種だからワイルドですごいんですよ。
 なんか、見境がつかなくなるみたいですね〜。」

のアカウミガメの首根っこに喰らい付き、
マウンティングしようとしているゴルビー

     
(後日、5月7日撮影)   

狭いプールの中では、逃げ場がない。
でも、隔離しようにも、水槽に限りがある。
本能のままに、種の保存に努めようと頑張るゴルビーを責められない。
それに、野良亀のゴルビーのお陰で、このプールでの繁殖に期待が持てるようになったのだ。
箱入り亀とは、精子の強さまで全然違うゴルビー。
恐るべし、野生の底力!
傍目には辛いが、これがあるがままの姿なのだから、
嵐が収まるのを待つように、発情期が過ぎるのを待つしかない。

 

4月26日  隔離用の小プールのフェンスの看板
    

きっと、たくさんの来館者が 、患部の色を見て度肝を抜かれ、
「あれは、どうしたんですかぁ!?!」
を連発したんだろう、多分。。。
確かに、タゴサク姫は、色白だからよく目立つ。

カメの水族館なんだから、それなりの飼育水槽を作ってあげて〜!
市長さまぁ〜〜〜M( _ _ )M

 

 

階下のガラス水槽から様子を伺うと〜オセキハンと同居中のタゴサク姫


タゴサク姫の患部は、だいぶん良くなっていた。
赤チンの色だと思って見れば、こちらの動揺も確かに減る。
エサのイカも、少し食べていた。
泳ぐ時、左前肢をちゃんと動かしていた。
 


「わたし、元気になってきたわよ〜、安心してね!」
 


なぜか愛想よく「おいでませ〜の先住亀のオセキハン@アカウミガメ♀

元々、ここは、タイマイのプールだった。、
ゴルビーに惚れられて、噛み傷が癒えないモテモテのオセキハンを
パニックから救い出し、隔離治療するためにトレードしたプール。
オセキハンの産卵した卵は、昨年めでたく孵化まで漕ぎ付け、大快挙となった。
*^ ^/*°',:*:°*°',:*:°        

詳しくは
 【6】タイマイプールにアカウミ(産卵?孵化!)

交尾は冬場に確認されているので、今年も産卵が期待されるそうな。

オセキハンの命名の由来】
アカウミガメのママさん亀だから〜アカママ、めでたいアカママだから〜赤飯、だもんで『オセキハン』

 

まだちょっと痛々しいけど〜この17歳ギャルの〜ラブリーな泳ぎをご覧あれ〜

 


オイラ、ここで育った
アカウミ♂
野良亀だったゴルビー兄ぃには〜勝てまへんわ。
首の後と前肢の付け根もだいぶ治ってきたんで
まぁボチボチでんなぁ〜。

 
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