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新緑

2005年4月29日 カメ測定、産卵情報


年に一度のカメ測定。
屋外の沼ガメ池にいる全てのカメを手にとって、冬眠明け後の健康チェックをし、
縁甲板のマーキングの読み取りによる個体識別をして、追跡調査している個体については体測もする。
恒例なので目新しいことはしない。
なので、作業の手順や内容について知りたい方は、昨年の作業をご覧いただきたい。

ならば今更レポートする必要もないと思われるが、
識別数に変化があったのと、研修のために参加させてもらった私の意識に変化があったのとで、
一応、ご報告まで〜。
 

池の水抜き〜ing 9:36
 
クサガメ・イシガメ同居スペース             アカミミガメ専用スペース


まずは〜アカミミガメから 9:53
 
個体識別No.8f(サミール)               照合表にチェックを入れていく。
f=female=♀、 m=male=♂

イシガメ測定 13:18〜

只今〜個体識別番号を読み取り中。
縁甲板に空けられた穴の位置を、
カメの鼻先に見えている個体識別番号表と照合。

(現在、穴の位置の番号付けに統一ルールはなく、
【和亀保護の会】の読み取り方とは違っている。

イシガメの場合、個体数が少ないこともあって、
ほとんどのカメについて追跡調査中。

ずいぶんと平べったい甲羅のイシガメだなぁ〜


 
      ノギスで甲長測定                デジタルのベビー・スケールで体重測定


測定を終えたイシガメたち

 

個体数 2002年春 2003年春 2004年春 2005年春
アカミミガメ 120 146 151  151
♂59.♀90.不明2
クサガメ 139 142 139  125
♂24、♀104.不明1
イシガメ  47  43  36  30
♂4、♀26
合計 306 331 326  306


イシガメの個体数の減少傾向は止まらず、年季の入った甲羅をした高齢個体が多かった。
しかも♂が4頭しか居らず、繁殖に頑張ってもらいたいだけに気がかりだ。

後日のカメ池、三種のカメが混在。

屋外飼育のカミツキガメ

来館者に産卵観察してもらうために
ここではたくさんのカメたちが展示されている。
産卵期には、人目や時刻や天候にあまり左右されずに
入れ替わり立ち代り産卵するアカミミガメは、
お役目を背負って立つ花形役者〜☆
冬眠明けで、目や皮膚の状態が良くない個体が多かった。
「今年も産卵姿をみんなに見せてちょうだいね!」
と満身創痍のカメたちを励まさずにはいられなかった。
 

館内にもワニガメと展示されているが、
ここにも数匹の個体が収容されている。
野外で発見され、警察に持ち込まれたカメたち。
飼い切れなくなって捨てられたのだろうか?
元々日本に住んでいた種類のカメではなく、
外国から人間が持って来て売り物にされたカメ。
生まれ故郷に居たなら、そこの生態系の一員として
問題視されることもなく生きていけるのに・・・。
 


外来種問題に関連して⇒『日本における淡水ガメ・リクガメの市場調査』

5月26日 館内展示のアカミミガメの卵

5/7〜5/10に産卵された受精卵が孵化するまで展示される。

ちょうどこの日の午前11頃に、今年初のイシガメの産卵が確認された。
その数、7個。    孵化まで漕ぎ着けられることを祈る。(-∧-)

姫路市立水族館メールマガジンVol.9 2005.06.09 『サミールが今年も産んだ』 

 

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