【36】

新緑

2004年5月1日 カメ測定とイシガメの引越し


「クサガメとの交雑を避け、産卵増加を目指して、専用池で冬越ししたイシガメたちは、
5月頃に、産卵場のある大きな池に移される。 」 
【35】より
恒例のカメ測定の日に、その引越しも行われた。
 



測定が済んだカメは、
狭いこっち側に移され、陸場にも行ける。
その前に、きれいにお掃除を。

←←
←←

大きい池の水を抜いて、1:2に仕切る。
広いこっちの側には、
アカミミガメとクサガメの
カメかめ〜わんさか!


 

クサorアカ、どっちのカメから始めようかな?
かさ高くて、数が多いと思われる、ミシシッピアカミミガメから測定開始!
 
まずは、個体識別。

縁甲板(甲羅のぐるりの縁)には、
所々に、マーキングの穴があけられていて、
その穴の位置の組み合わせから、
何年度産のカメか、読み取る。

縁甲板は、欠けていることがよくあるので、
マーキングで空けられた穴の痕跡なのか、
単に欠けてできたものなのか、見分けが難しい。
また、縁甲板そのものが欠けてしまったカメもいて、
判別が不可能な場合もある。
 
次に、体の特徴から、雌雄を判別する。
(全体の大きさ、甲羅の形、尻尾の総排泄腔の位置、
 爪の長さ、黒化の有無、・・・など。)
冬眠明け後のカメの全身状態もチェック。

アカミミガメ→○○年度産→雌or雄、と判別できたら、
カメ台帳に記録していく。
この時、読み取った個体識別番号が、
追跡調査をしている特定の個体の番号と一致すると、
そのカメについては、ノギスで甲長を測り、
デジタル秤(ベビースケール)で体重を量る。

←このミシシッピアカミミガメは、
 追跡調査の対象にはなっていなかったが、
 あまりにも重たかったので〜
 ちょっと測定してみたら〜3400g。
 
 うちのカメールの倍 とちょっと!\(◎o◎)/!

こうして、識別→測定し終えたカメたちは、とりあえず〜ゴロン・ゴロン・ゴロン〜
好きな所へ行っていいよ〜。

  
アカミミガメ〜アカミミガメ〜アカミミガメ      クサガメ〜クサガメ〜クサガメ  

なぜか、繁殖サイズのイシガメが、3匹混在。

(( ゚)_( ゚))ギョッ!! 
 


イシガメの引越し (専用池⇒⇒⇒産卵場付きの池)

   まずは、イシガメを捕獲して、桶に入れる。    冬眠を乗りきって生き延びた個体=36匹 
⇒⇒⇒
    濡れ手にイシガメ〜♪ いぃなぁ〜♪              目一杯イシガメ〜♪ 大正川でも見てみたい〜♪


わっせ!わっせ!お引越し。              個体識別後の甲長測定  
⇒⇒⇒
漬物桶に石をわんさか入れて運ぶよな感じだなぁ〜(^^ゞ            今年の産卵、期待してまっせ〜p(^-^)q   
 


イシガメの引越しも、カメ測定も、無事終了。・・・★になった個体が、1匹見つかったらしいけど。
 

個体数 2002年春 2003年春 2004年春
アカミミガメ 120 146 151 
クサガメ 139 142 139 
イシガメ  47  43  36 
合計 306 331 326 


お池は、また元の超過密状態に戻り、アカミミガメ〜クサガメ〜イシガメ〜混ぜこぜ〜。

  

(( ゚)_( ゚))ギョッ!! 1匹のアカミミガメが、端っこで、穴掘りを始めた!
記念すべき、2004年度初の産卵行動〜☆
速攻で、旗がその脇に立てられたが、・・・途中止め。
これじゃ〜落ち着いて産卵していられる状態じゃないかも〜。

今年も、アカミミガメがスタートを切って、多分、最後まで産み続けるんだろうなぁ〜(´ヘ`;)
産卵回数も在来種より多いから、産卵行動を観察するには、持って来いのカメだけど、
これを野外の水辺でやられたら、ものすごく先住亀迷惑だなぁ〜(>_<)

がんばれ! 日本のカメたち!!
 

  

お終いに、お池掃除をして〜間仕切りを取り払って〜水を張って〜お池は元通り。

いよいよ、お池は、穴掘り⇒ぽこっ!⇒コネコネ〜トントンの産卵期に突入した。
 

毎年大人気の産卵観察会に参加してみたい方は〜⇒ 姫路市立水族館
カメ♀一同、産む気ムンムンで、ご来館をお待ちしております。m(_ _)m
 
今回のカメ測定は、大正川での在来種保護調査活動の一環として、個体識別のためのマーキングを開始するに当たって、
その具体的なやり方と、学術的に通用する測定方法を研修する目的で、参加を許可されました。
ご指導いただいたノウハウを、大正川のカメ調査に生かせるよう、まずはフィールド・ノートの様式作りを試みます。
ここに、ご助力下さった姫路市立水族館の館長をはじめとする皆様に、深く感謝申し上げます。

 
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